農業従事者の減少によって、多くの農家では人手不足が課題になっていると言われます。
農作物は育てることだけでなく、収穫して出荷するところまで作業が盛りだくさん。「農業=シンドイ」というイメージを持っている方も少なくないかもしれません。
ロボットの力で少しでも農作業の負担が減るのであれば、これから農業を始めてみようと思う人も増えるかな?
inaho株式会社が開発した自動野菜収穫ロボットがICCサミットのコンテストで優勝したということで、注目されています。
アスパラやキュウリだけでなく、ピーマンやナスなども一台で収穫できるそうです。農作物は人間が収穫しやすい位置で育つとは限りません。ロボットが自動で野菜を収穫すれば、怪我の心配や足腰への負担も減るので農業を長く続けやすくなります。
しかも、自動野菜収穫ロボットは収穫だけでなく「野菜が病気になっていないか?」チェックする機能も付けられるということで、農作物の品質管理者としても頼れる存在になるでしょう。
将来は、畑にロボットが動き回る「工場」みたいな農家が増えるのかもしれませんね。
<ICCサミットとは?>
第一線で活躍する経営者が集まる日本最大級(700名以上が参加)の会合として注目されている。2016年から開催。