日本では全国各地で自動運転車による実証実験が行われ、官民一体となって実用化を目指しています。
そんな中、ANAは羽田空港の第2ターミナルにて大型バスを使った自動運転実証実験を実施しました↓
この実証実験は自動運転のレベル3(運転席に監視者を設置した状態での走行)。2020年1月22日から31日まで実施予定です。
ANAでは今回の実証実験による結果を踏まえて2020年内に試験運用を始めるそうです。「バスが自動運転になるから何なの?」と思う方もいるかもしれませんが、空港施設など特定のルートを周回するような場合は、自動運転車に任せて労働力の確保や生産性の向上が見込みやすくなります。
単純に自動で運転で労働者の負担を軽減するだけでなく、運行管理を行う管制室と連携することでより便利で安心なサービスにつながる可能性があります。
通常、ドライバーは運転に集中しています。しかし、自動運転なら車内の乗客に目を向けることが可能となるので、より安全な空間の確保につながるはず。
また、一般道に比べて空港内では自動車同士などの事故も少ないため、自動運転車を導入しやすい環境ということも後押しとなっているのかもしれません。
2020年は東京オリンピックに向けて観光客が増加するため、日本の自動運転技術と安全性を世界にアピールするチャンスですね。